植物検疫について

こちらの検疫は成田空港にてアメリカからの

動物用ペレットの植物検疫を受けた記録です。

植物検疫と動物検疫がありますが

今回は動物検疫に該当する原材料が含まれてなかったため

植物検疫のみ受けることになりました。

最初から場所がわからずに困って

係の人に迎えにきてもらうことに・・・。

場所はこんな感じです。

ちなみになんですが、成田に荷物がくる場合

貨物地区と南部のどちらかに届きます。

到着まではどちらに来るかわかりません。

今回は南部到着しました。

また南部到着の商品が検査になった場合は

事前予約が必要ですので注意が必要(すでにほかの検疫中であれば対応は可)

貨物地区の住所

〒286-0104 千葉県成田市古込154

今回の南部の場合

〒286-0112 千葉県成田市東三里塚

です。

ということで、南部貨物にはいって

検疫所へむかいます。

防疫所はこの南部第二官庁ビルと書かれた場所にあります。
こちらが入口入ってすぐの場所、植物防疫所は突き当りを右です。
今回は植物防疫所に行きました。
右に曲がるとこの標識があるところが受付です。

今回の植物検疫は事前に電話で何度か問い合わせをし

検疫と税関、当社の本社が大阪のため、

大阪府の管轄の畜産課衛生グループに問い合わせしました。

動物検疫はパス、植物検疫は日本に輸入禁止のもみ殻や麻がはいっていないか

など確認、何らかの形で国内で出回ることで、稲などに被害を及ぼす

可能性があるため。

そして検疫では事前に検査申請書を記入

こちらが見本です。

今回の検査は一種類の製品のみでした。

検査の詳細は?

実はなんですが写真は禁止でした。なので

簡単ですが文章でご説明します。

・ 検査申請書 を記入し、BLをもって輸送担当の会社にいく

今回はNCAが米国より輸送。

・検査官とNCAで手続き

通常検疫の際は検査官と荷物のサンプルか全部を検疫所に持っていき検査する

NCAの場合は全部もっていくとのことでフォークリフトで移動してもらう

・検査官、NCA職員、わたし立会いの下、検査開始

・検査官が商品を開封し目視のチェックと、別の部屋で顕微鏡等で

確認

・結果連絡

・合格後、検査申請書にスタンプをもらう

・それをもって通関

実際記入後、検査パスすると

記録されます。今回は次回輸入の際は同様のものであれば

検査不要でこちらの検査申請書のコピーで検疫は不要でした。

また、他県で輸入することになっても使えるそうです。

こちらをもって通関になります。なければ通関できません。

送り返すか破棄です。なので輸入前には入念にチェックと

税関、都道府県、検疫に問い合わせしましょう。

アメリカからの輸入製品には令和5年8月以降

該当する商品にはUSDA検査の検査結果をなしでは輸入不可となるようです。

正式名称は植物検疫証明(phytosanitary certificate又は合格証明書)

必要となります。上の英文はファイトサニタリーサーティフィケートと読みます。

検査場の詳細は大使館で教えてもらえます。

全く電話でませんが・・・(笑)

可能であればメーカーに委ねましょう。

で・・結果は?

結果は合格でした。

禁止の原材料は含まれてないとのこと、見事にパスし

次回からは同様のものは検査不要になりひと安心

フォワーダーにも本当に大丈夫?

とか不安なこと言われましたが、ちゃんと調べたら

問題なさそうだったのでさっさとサンプル輸入しました。

今回行った事前調査

検疫と税関、都道府県に問い合わせ

検疫の動植物

成田空港検疫所 衛生課 輸入動物管理室 0476-32-6708

植物管理室 0476-32-6724

成田税関 0476-32-6020

もしご自分で通関しようと思う方は

事前にこれでもかというくらいチェックをお勧めします。

商標登録について

最近オリジナル販売の際に
商標をとるのはネット販売において

必須事項になってきました。

ECサイトで売れ筋商品の商標名を気がつけば他社がタイトルにいれているのをちらほらみます。

これーあきらかにこの会社の商品名を無断使用してるなと…。

そういったことになっても会社のブランドを守れるようにしっかり防御策を用意しておくのも大事です。

ということで特許庁へ申請してきました。

予め決めておいた商標を用意し

ネットか直接出向いて申請します。

上図の用紙を記入して四角のなかに記入し申請料12000円を払います。それで終わりです。

特に印鑑等は不要です。私は商標名がきまっていたので、何も持たずに行きました。

ここで簡単に商標について説明します

商標(しょうひょう)とは、商品や役務の提供者(事業者)が、提供元(出所)を他者と区別するために使用する標識をいう。

法域にもよるが、商品についてはトレードマーク(™)、役務についてはサービスマーク(℠)[2]などと呼ばれることもある

※Wikipediaより抜粋

よく間違われることですが名前をとにかく誰よりも早く登録すればオッケーと勘違いする方が多いですが(私もその一人です)

ひとつの名前(商標)を登録する際

カテゴリー(役務)を選びます。

J-plat patでとりたい商標の役務が被ってないか確認します。

確認して問題ないようなら特許庁のページから雛型をとって記入し申請、もしくは特許庁で直接出向くのもアリです。

ちなみに当社の記入した物がこちら

今回当社はTERRASE(テラス)という商標を取りましたが取ったカテゴリーはネックウォーマーとイヤーマフです。

つまり、今回とれたテラスという商標が適用されるのはネックウォーマーとイヤーマフと手袋のみです。

それ以外の商品に対してはその商標の効力はありません。ただ後から再度ほしい役務で商標の取り直しはできるようです。

最初から取れるものは全部取ろう❗というのもアリですが、全く使用していないということを他人他社が証明してしまえば商標事態を却下申請することも可能なのでご注意下さい。

現在商標申請は約1年ほどかかります。早くする方法を聞きました。

間違った商標認識

アマゾンや楽天などでみられたのはジャンルごちゃ混ぜ出品しておりにすべてに同じ商標を使用していたので調べたら

ファッションの一部のカテゴリーしかとっていないもしくは商標登録済とかページや商品タイトルに書いてても登録すらしてないということもありました。海外出品者に多いようです。

ちょっと気になったらJ-plat patで検索してみましょう。案外実際には商標とってなかったりすることもあります。

時々商標でセラーから訴えられた❗とか聞くこともありますので、そのときはまずj-platpatで調べましょう。

簡単に商標申請する方法

結論からいうと特許庁にいくと30分程度で終わります。ある程度商標名など決まってて空いていればもっと早いです

自社通関について

輸入通関とは、輸入者が1. 税関に対して輸入申告を行い、2. 所定の審査・検査を経て、3. 関税・消費税等を納付し、4. 輸入許可を受けるまでの一連の手続きのことです。輸入通関は個人輸入の場合でも必要です。※jetroより抜粋

当社では日本に届いた荷物は基本的に自社通関にて引き取りします。

正直言えばただ通関するだけなら資格はいりません。

※しかし検査必須な製品や薬事製品等は別です。

ただ輸入すればいいじゃん!とおもってコンテナ単位で輸入したら

実は食品や医薬品で、税関で止まって輸入できず、破棄処分になり

商品をすべて捨て税関での保管料と処分代で数十万とられたということもざらです(ほんとにあります)

やってみてダメだったらその時になんとかすればいいというは

本当におすすめしません!じっくり調べても輸入に時間がかかることもあります。

輸入にぶっつけ本番はでかいリスクがあります。

資格不要なものであれば手間はかかりますが個人でも可能です。

まずは赤字でもいいから少量から

そのあと一気に仕入れることで

リスク回避し余分なコストをかけず、最初から余裕をもって

販売することができます。

届いてからヤバいことになった・・・

ということにならないように当社では

法令等事前チェックし何度も関係機関と連絡を取った後輸入いたします。

細かい部分は割愛しますが下記が

主な輸入内容です。

  • 海外からの商品をピックアップ
  • 輸出
  • 日本到着
  • 税関での検査及び通関(ここからが当社で対応)
  • 引き取り
  • 発送

通常であれば通関会社(フォワーダー会社)や配送会社(DHLやFEDEX、日本郵便など)

が行いますが通関会社となれば送料以外にも余分なコストがかかり中には

受け取りだけで数万から数十万単位の費用がかかり

ボラれることも珍しくありません。(我々も経験済み)

当社では日本までの配送は他社に委託し、自社でできるところはすべて

自社で行います。

当社でできること

が可能です。